久しぶりのチラ見で取り上げるのは、MarcaでもAsでもなく、El Mundoに掲載されていたマドリッドのとある有名クラブが閉店したという記事。フットボールではなく夜のクラブです。
なぜこれを取り上げるかといえば、ここは多くのレアルの選手のある意味第二のクラブだったから。 かつてはセレブの面々も足繁く訪れていたというクラブLa Buddha del Marは、カレテラ・デ・ラ・コルーニャ沿い、首相官邸や大学のキャンパスを過ぎて、数分エル・エスコリアル方面に走ったあたり、クルマじゃないと不便な場所にあります。マドリッド市街地から親戚の家に行く途中にあり、ブッダのサインが印象的で、クルマで通りかかるたびにミッチェルが、「あのクラブでロナウド(ブラジルのフェノメノの方)は選手生命を終えた」と語るのが、車中の定番トークでした。 エル・ムンドの記事では、怪物ロナウドの名前こそ出ていませんが、グティやセルヒオ・ラモスが常連だったとありますね。レアルやラロッハの選手たちの祝勝会の会場として、有名なクラブでした。 そんな羽振りの良かったクラブも、南欧不況の波には勝てず、更に消費税引き上げが追い打ちをかけ、でもって、レアルも遊んじゃいられないような状況にあったり、やんちゃだったラモスさんもついにパパになったりしまして、客足が減り、このたび1月6日の東方三博士の日をもって閉店することになったようです。 2012年のハロウィン深夜に起きたマドリッドアリーナの将棋倒し事件(DJ Steve Aokiのパフォーマンス中に誰かが客席で発煙筒を投げ入れ、死傷者を出した事件)以降、夜に人が集まるお店に対する当局の規制や監視も強くなったことも閉店に至った要因として挙げられています。 次にマドリッドを訪れるときはあの看板はもうないんだなと思うと、、、それほど寂しいわけではないですが、時代の移り変わりを感じます。 エキッポ・ブランコの皆さんは今後はどこに行くんでしょうね? それよりまずはタイトル獲得を祝えるよう、一試合一試合を大切に戦いましょー。 2014年もHala Madrid♪ ▲
by benny_nieve
| 2014-01-11 16:06
| Futbol
グティがついに引退を正式表明。
元マドリディスタの14番は、いくつかのクラブからオファーを受けていたものの、Radio Marcaの番組”Marcador Diario"でのパブロ・ロペスとのインタビューでもうプレーはしないことを明言。 ![]() 「もう決めたことだ。オファーは複数あったが、辞めることに決めた。これからは家族と過ごす時間をもっと作りたい」 「スポーツ・ダイレクターとコーチの養成コースに通う。カンテラの指導をするという目標があるんだ。レアル・マドリードのカンテラを指揮したい。今はそういう夢を持っている」 かつては現役引退後はプロゴルファーになりたい、とも語ったグティですが、、、今後は指導者としての道を歩むのですね。 ![]() 鬼門リアソールのジンクスを鮮やかに破った伝説のヒールパス”Tacon de Dios"をはじめ、シャレオツパスでサンティアゴ・ベルナベウと世界中のマドリディスタ達を幾度となく沸かせてくれた生え抜きスターの引退は、長年のマドリディスタにとってはやっぱりさびしい。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() グティおつかれさまでした。そしてありがとう。 Gracias Guti, hasta siempre! ▲
by benny_nieve
| 2012-09-22 11:48
先週発表されたアストゥリアス皇太子賞で、ラウールが次点となり惜しくも受賞を逃した件について、旧友グティがtwitterでちょっと愚痴ってます。
「アストゥリアス皇太子賞の決定は不公正だ。ラウールがこの上何かをしなければこの賞はもらえないのか?残念。受賞者にはおめでとうと言いたい」 グティの気持ちはよくわかる。たしかに、モヤッとしちゃう選考結果でした。ラウールの功績に長年関わり数々の白い栄光に立ち合った友として、正直な気持ちがこもった言葉だと思います。 てゆうかフェリ平、おまいの父ちゃんマドリディスタやないかー! グティは本当はそう言いたかったんじゃないかな。 でもまあ、ラウールはそんなこと気にしないだろうな。。。 プロフェッショナルとして自分の仕事を日々続けるだけだよね! ▲
by benny_nieve
| 2011-09-03 16:30
| Futbol
グティの "Punto Pelota" インタビュー。
※一部グティ本人のトーン&マナーに合わせて意訳がありますことをあらかじめお断り申し上げます。 ◆クリスチアーノ・ロナウドについて 「偉大なプレーヤーで、多くの試合で決定的な役割を果たしてきた。だが一方で、重要な試合では、本来の実力を示しきれないでいる。メッシのようには実現できていない。ストライカーはレベルの高い試合でこそ真価を発揮してナンボだから」 ◆バルセロナとレアル・マドリッドのライバル関係について 「レアルがバルサのレベルに追いつくまでの道のりは短くはない。バルサとガチで対戦したら、勝つのは極めて難しい。我々はカンテラの育成に注力してこなかった。巨額を費やし外から新しい選手を入団させてきた。一番悲しいのは、今のトップチームにカンテラ出身がカシージャス一人だけしかいないということだ」 ◆モウリーニョ監督について 「モウリーニョが2年早くレアルの監督に就任していたら、全てが違っていただろう。彼の薫陶を大いに受けることができただろうと思う。モウリーニョは選手の資質を引き出すことに長けているから、オレサマも更なる高見の境地に到達していたかもしれないな」 ◆退団時のレアルの処遇 「思ったより冷たかった。もうちょっと、何かあってもよかったんじゃないか。(退団を決意してからの)この1年クラブとのコンタクトがあると思っていたが、、、たとえばオレサマがベルナベウに行ってファンへのお別れの機会を設ける、とか。しかし、いまだにクラブからの連絡はない。オレサマは今も待ってるぜ」 ◆トルコサッカーに慣れるのは大変だった? 「移籍して最初の数カ月は最悪だったね。もっぱらレアルで長年過ごしてきたから、トルコのサッカーに慣れるのには苦労したよ。まあ、ベシクタシュJKがトルコカップで優勝できたから、来季ヨーロッパリーグでプレーができるのはよかった」 ◆レアル移籍が噂されているネイマールはどう思う? 「なかなかいい選手なんじゃないの。レアルになじめるかはわからないが。まだ若いし、これから成長していかなければならない。だが才能はあるから、うまくいけば長年レアルに在籍できるかもしれないね」 軽く上から目線なオレサマ感が久しぶりで、ちょっとなつかしくもあり。でも、カンテラのついての意見は出身者ならではの意見だし、ストライカーの資質という点もごもっとも、と思う部分もあります。 来季もがんばれ。 トルコリーグは見ていないけれど、忘れてはいないよ。 久しぶりのグティタグでした。 ▲
by benny_nieve
| 2011-06-29 01:23
| Futbol
グティがRadio Marcaにひさびさゲスト出演。
随所にグティらしさを散りばめて、いろいろ語ってくれました。 ◆レアル退団およびモウリーニョ監督との関係について 「退団にあたり、モウリーニョ監督とは話し合いを持たなかった。なぜなら、オレは新監督就任が決まるより前に退団意思を固めていたからだ。だから、モウリーニョ監督とオレの間にすれ違いはなかったよ」 ◆レアルのチーム状態について 「とても強固だ」とグティは感想を述べた。 レアルは現時点ではまだ偉大なフットボールをしているとは言えない状態だが、そのことについては擁護。「それを今の段階から求めるのは酷というもの。チーム構築には時間がかかることもある。良い結果を積み重ねて信頼を得ることが今は大切だ」 ◆退団時のクラブの処遇について 長年の功労者であったグティ、ラウールの退団時のクラブの態度について、グティは物足りなさを隠そうとしない。 「正直ちょっと寂しい別れだった。毎年いろんな選手を見送ってきたが、ラウールとオレは記者会見以上のイベントがあってもよかったんじゃないかと思う」 こんなホンネ・・・グティならありかな。 ◆レアルに帰る日が来るとしたら・・・ 引退したら、カンテラ(下部組織)の指導をするために戻ってきたい、とグティ。 「ラウールと同じように、いつかレアルに戻って来られたらいいと思っている。レアルというクラブを熟知しているから、助けになれるだろう」 ・・・プロゴルファーのグティせんぱいも見たいッス ◆ラウールとグティ、正副キャプテンが去った後のブランコのロッカールームの状況は? 「イケルがまとめ役をしなければならないだろう。クリスチアーノがリーダーシップを発揮するにはあと何シーズンかはかかるだろうね」 ◆クリスチアーノ・ロナウドがベルナベウでブーイングを受けている(のが意味わかんねーと述べた)件について 「落ち着いて、周囲にとらわれず、オールド・トラフォードでやっていた通りによいパフォーマンスをすることだ」 ミッチェルがクリロナがベルナベウのブーイングの意味をわかってないと言った件についても、同じくホームでブーイングの格好の的となった経験を持つグティならではのアドバイスをしてみせた。 「レアルのサポーターは、どんな選手であってもブーイングするんだよな」 長年ベルナベウの芝の上にいればそんな境地に至るのでしょうか。 ある意味うらやまし。これだけ達観できたらコワイモノないよね。 ◆新天地トルコについて 「よい選択だったと思っている。トルコリーグではブルサポルが素晴らしいスタートを切り首位を走っているが、我々のベシクタシュも、国内リーグ、そして欧州でよい位置に付けている」 トルコの文化、生活については、ヨーロッパはどの国であってもそんなに変わりはない、とのこと。「レアルに骨を埋ずめる道を選ばず、今ここに居られることをうれしく思う。今はレアルにホームシックを感じる暇なんてない」 トルコに降り立った時から、グティはアツイ空気に包まれて生きているのだ。 良くも悪くもグティはグティ。個性的でおもしろいヒトです。 ▲
by benny_nieve
| 2010-09-26 02:33
| Futbol
グティのサンティアゴ・ベルナベウ最後になりそなゲームのスナップより。
愛おしそうにお気に入りの場所の芝を撫でるグティセンパイ。 怪我のラウールに代わり、腕にはキャプテンマーク。 ![]() 試合前、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでは多分最後?のスタメンフォトセッション。 ![]() グティのプリメーラデビューは1995年でした。 当時クリロナ10歳、セルヒオ・ラモスとガゴは9歳、イグアイン&グラネロ8歳、マルセロはなんと7歳! 私はその頃コンプルテンセに留学し始めたばかりでした。 ラウールにflechazoだった頃。 5-1で快勝した後は、スター感あふれるまぶしいウインク。 ![]() プレーがキレてるグティ、キモチがキレてるグティ、わたしたちマドリディスタはいろんなグティをピッチ上で見せてもらいましたが、、、こんな顔されると、やっぱりレアル・マドリーになくてはならない愛すべき&憎いキャラだなーと思います。 こんなステキなグティと一緒にシゴトをした6年前、せっかく一緒のエレベーターに乗り合わせたのに、ぁーラウールじゃないのかぁーチェ、なんて内心思っちゃって、あの時はごめんね。 本当にこれがサヨナラになるのかな? 公式発表もまだなので、なんとなく信じ難い気もします。 あのシビれるパスを、来季はどこで出すのでしょうか。 ▲
by benny_nieve
| 2010-05-09 22:45
| Futbol
リーガBBVA37節レアル・マドリードvs.アスレティック・ビルバオ
サン・マメスで勝っていれば今頃立場はちがっていたのかも・・・今さら思っても仕方がないけど。今シーズンちょっとイタかった敗戦のひとつが1stレグのビルバオとのゲームでした。 レアルは前半はイマイチで後半にやっとエンジンがかかり、久しぶりにベンゼマもゴールして爆勝。セルヒオ・ラモスのゴールが今日は一番好きでした。 勝つしか優勝への可能性が残されていないエキッポブランコは、きっちり自分たちのタスクをこなし、意地で勝ち点を95に積み上げましたが、バルサもセビージャに3-2で逃げ切り、96ポイント。 バルサ優位は変わらず、タイトルの行方は来週の最終節まで持ち越しです。 両チームとも、今季はsobresalienteなスコアですね。 3位のバレンシアと30ポイント近く差がついています。 さて、、、 今日はグティセンパイにとってはちょっと特別な試合。 これがサンティアゴ・ベルナベウでの見納めになりそ。 ![]() 今日のグティは最高ではなかったけれど、悪くもなかった。 試合終了後、第2キャプテンはピッチからいつもより長めにスタンドに向かって手を振り、サヨナラの挨拶をしていました。 95年のデビュー以来、人生の約半分に相当する年月をベルナベウで過ごしたのだから、いろんな思いが詰まってるんだろーな。 来週末以降には、何らかの公式発表があるのでしょう。 ▲
by benny_nieve
| 2010-05-09 08:51
| Futbol
去就が最近話題になっているグティですが、トルコのガラタサライに2年契約での移籍が有力と8日付のMarcaがトップで報じています。
![]() ガラタサライ現監督のライカールトが、グティ獲得を指示したとのこと。グティを中心とした構想で、再びコンペティティブなチームになることを目指すらし。 もしこの移籍が成立するなら、今週末の37節がグティのサンティアゴ・ベルナベウでのラストゲームになるかも。 グティ、ガラタサライ、ライカールト、、、そーいえば昨夏もそんな話ありましたね。 再びヘッドハンティングするなんて、ライカールトはたぶんアスルグラナの監督だったときから相当グティが好きなのね。 いっそのことロビーニョも獲得して、ライカールトの指揮下で靴磨き復活ならおもしろそう。 ▲
by benny_nieve
| 2010-05-08 17:40
| Futbol
グティのオンダ・マドリッドのインタビューより。
◆間近のクラシコについて 「まだ今後のことは決まっていないが、たぶんオレにとっては最後のクラシコになるだろう。レアル・マドリッドで来季もプレーを続ける可能性は今のところない。契約はまだあと1年残っているが、クラブと(円満退団で)合意できればと思う。レアルを退団するオレの意向をクラブも理解してくれるだろう」 ◆ぇぇえー!グティセンパイのいないレアルなんて・・・ 「予想外で突然こんなことが起きれば大騒ぎかもしれないが、人生いつかはこういうことがあるものだ。レアル・マドリードの選手としてふさわしい、良い形で退団することが大切」 ◆引退ではなく現役続行? 「あと2年は現役でプレーできると思っている。オファー次第だが、イングランドか、イタリア、あるいは中東あたりの国でプレーしたい。スペイン以外の国で構わない」 ◆14番の後継者は? 「オレサマの14番を譲るなら?そうだな、、、シャビ・アロンソが欲しいって言ってたから、まあ譲ってやってもいいな」 ◆ウワサのセスク・ファブレガスとダビド・シルバのレアル入り、どう思う? 「いやいや、レアルが一番必要な中盤はイニエスタじゃね!?ただしアイツのレアル移籍はまずないと思うが」 ジョークも散りばめ、しんみりしすぎない、グティのお別れ予告なのでした。 プロゴルファーの夢はもう少し先かな。 土曜日はいよいよクラシコです。 ▲
by benny_nieve
| 2010-04-09 21:00
| Futbol
リーガ・エスパニョーラ第20節 デポルティーボ・ラ・コルーニャ vs. レアル・マドリード
今節からリーガはvuelta(2nd leg)に突入。 前節の危険プレーでクリロナは今節、次節と2試合出場停止。 そんな状態で迎えたデポルティーボ・ラ・コルーニャとの一戦は、17年間勝ったことがない鬼門のリアソールでのアウェーゲーム。 というわけで、あまり期待してはいなかったのですが・・・ なんと!18年ぶりに勝っちゃったんです♪ Marca紙面見出しは"El Tacon de Dios" (神の踵) ![]() グティのパスに、みんなシビレター。彼らしいプレーでした。 リアソールでのこのプレーは、エキッポブランコの新たな伝説になるかも。 雨で湿ったリアソールも、マドリディスタにとっては18年ぶりの快晴。このブレイクスルーがシーズン後半にいい作用をもたらすとよいのですが。 翌日のグティ本人のコメント: 「ナチュラルなプレーだね。あれがオレのスタイル。あの場面でゴールするより、イケてるヒールパスを出す方がオレサマ的にはハッピー。ベンゼマが決めてくれてうれしい限り」 「ワールドカップ出場もあきらめた訳じゃない。今のレベルが続けば、デル・ボスケのトッツァンも悩みが増えるな」 プロゴルファー、サッカー指導者になる前に、まだまだ夢いっぱいな様子のグティセンパイ。 そうね、がんばってもらいたいけど、腕のタトゥが、、、 世界数十億人が注目する大会ではちょっといただけないかな。 (今シーズンから左腕が温泉禁止なかんじになってる) 出るならドレスコードmanga larga(長袖)ですかね。 ▲
by benny_nieve
| 2010-02-02 06:42
| Futbol
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